2016-05-31

海の色のプル「Engineered Seams」編み始め、Japanese Short Rows


海の色のMadelinetosh Tosh Merino Lightで、プルオーバー「Engineered Seams」を編み始めました(^^)


クールな変形プルを多数発表されているJudy Brienさんの代表作とも言えるパターンです。

トップダウンシームレスのプルで、ネックから編み始めます。
特徴的なのが、右肩から前身頃を斜めに横切って左腰まで続くドレープ。
編み始めてすぐに、そのドレープの形成が始まりました。


最初の写真の、くしゃっとなっているところを伸ばし広げたところ。
これが、右の鎖骨の上あたりのドレープになります。


裏返して見ると、Short Rowがじゃんじゃん入っているのが分かりやすいでしょうか。

このパターンでは、『Japanese Short Rows』という名前の引き返し編みが使われています。
私は初めて経験する技法でした。

技法の詳しい解説については、こちらのページをご覧ください。

かいつまんでご説明すると、原理は日本の編み本に載っている『かけ目+すべり目』の引き返し編みと同じで、かけ目する代わりにマーカーを入れるという方法です。


段消し部分の糸の渡りは、上の写真のようになります。
日本式と同じです(^^)
(濃い色の糸で分かりにくくてごめんなさい。。クリックで拡大できます)

私はW&Tがあまり得意ではなくて、ラップの時計回り・反時計回りを間違えたり、裏側の「つ」になる渡り糸が緩んで目立ったりしがちでした。
Japanese Short Rowsでは、マーカーを入れる手間はありますが、裏側の渡り糸は緩みにくく綺麗で、私には好ましく思えました。


メリヤスのぐるぐる輪編みだけでなく、Japanese Short Rowsがどんどん入ってきて、忙しくも楽しく編めています♪


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2016-05-27

フラックスK×「Wisteria」、3シーズン着られるカーディガン完成!

少し厚手の合いものカーディガンを目指して編んでいたフラックスK×「Wisteria」、完成しました!



フラックスKがさりっとしていて肌にべたつかず、とても心地良いです❤

初めて使ったフラックスK、夏糸にしては編みやすく、目が揃って綺麗な仕上がりになりますね!
さすが人気の定番糸です☆
しかし、、しかし、17玉分の糸始末は・・・やっぱり大変でした。。(ーー;)


総レース模様ですが、想像していたほど透けが気になりません(^^)
レース模様がのっぺりしていなくて陰影があるためでしょうか。

また、太め春夏糸のカジュアルさと、レース模様のエレガントさのバランスがすごく良い!
気さくな雰囲気もありつつだらしなくない、私のような年代にはとってもありがたいカーディガンだと思います(*^^*)


甘くないグレージュ色は、合わせるインナーの守備範囲も広くて、(私は持っていませんが)スモーキーピンクなどの暖色系とも相性良さそうです。



前回記事からの経過も少し・・・


後ろ身頃を編んだ後は、前身頃を同時編みで編んでいきました。
前回行き詰っていた、目数の計算が合わない件は、お恥ずかしながら私の思い込みでした(;^ω^)
でも自分一人で悩んでいるだけでは、なかなか気づけなかったと思うので、助言をいただいて早く解決でき、本当にありがたかったです。

そうそう、Vネックの始まりを編み始めから何段目にするか、パターンでは段数ではなく『裾から○cm編んだら』というアバウトな表現しかありません。
Vネックが始まってから編み終わりまでは66段、と段数で表記されていて、cm表記と段数表記が混在している状態です。
なので、後ろ身頃を編んでいるときに、脇下までの段数・脇下から編み終わりまでの段数をメモしておいて、前身頃を編み始める前に段数計算してVネックの始まり位置を確認してから編むことをお勧めします。


袖のほうは、特に迷う部分もなく、袖丈を調節しただけです。
袖って意外と面積が大きいんだな~、と改めて実感しながら編みました(^^)



そしてそして、初体験の袖つけ!!

編み友さんに教えてもらった、待ち針の代わりに目玉クリップで固定するやり方を採用しました。
これなら、待ち針よりしっかりとホールドしてくれるし、刺さって痛い思いをする心配もないし、目玉クリップも100均などでリーズナブルに手に入るし、快適です♪

かぎ針を使う引き抜きとじではなく、以前編んだOndawaで経験した半返し縫いでとじました。


できあがりはこんな感じ・・・初挑戦にしてはまずまずかな、と(^^ゞ


普段編んでるトップダウンものとは違って試着できないので、メジャーが手放せず緊張感たっぷりなProjectでした~。
また、とじはぎ・袖つけは、やはり面倒に感じる部分もあるし、気を抜くと手編み感がどんと増してしまうので、かなり気を遣いながらの作業でした。

でも、手間をかけた分、できあがったときの達成感は格別!!❤❤
とじはぎ部がしっかりとしているので型崩れの心配もなく、安心して着られます(^^)

トップダウン・シームレスの良さ、ボトムアップ・セットインスリーブの良さ、それぞれを実感できたProjectになりました。

今まで、セットインスリーブのパターンはついつい食わず嫌いで避ける傾向があったのですが、これからは、本当に編みたいと思えるパターンに出会ったら、またぜひ挑戦してみたいと思います(*´ω`*)

**作品メモ**

  • パターン:「Wisteria」(Ravelry有料パターン、amirisu10号掲載)  
  • 使用糸:フラックスK 108番 17玉と少し(427g)
  • 使用針:本体US5号、ゴム編みUS3号



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2016-05-23

2016 Ysolda Club~第1回 「Banyan」

少し前の話になりますが・・・

昨年の12月上旬、娘のスイミングの待ち時間。
ふらっと見に行ったYsoldaさんのHPで、2016 Ysolda Clubの募集が始まっているのを発見!!
出先だということも忘れて、スマホの画面に釘付けになったことを、今でもよく覚えています(*ノωノ)

Ysoldaさんと言えば、昨年Follow Your Arrow 2を編みました。
これが大変楽しくて満足度の高いショールだったので、ぜひ他のパターンも編んでみたいと思っていたのです。
昨年のClubのラインナップも、とても魅力的でした。
(Clubのパターンはリリースから1年経つと、個別購入できるようになります)

2016 Ysolda Clubの概要は・・・
  • 年4回、Club限定の糸とパターンが届く。(限定という言葉に弱い私)
  • 支払は一括120£、または30£×年4回、を選べる。(一括は勇気が要るが分割なら・・・❤)
  • 糸は、Ysoldaさんが選んだイギリスの糸ブランドとのコラボ(イギリスの糸ブランドに興味あり)
というわけで、大好きなデザイナーさんの限定糸&パターンが楽しめるClub、この出会いはご縁だと思い、思い切って参加することにしたのでした。


今までに、2月分と5月分の2回、届いています。

届いてからしばらくの間は、ネタバレ配慮のため、糸やパターンの写真はClubグループの専用スレでのみ公開されていました。
が、数日前に2月分パターンの画像がUPされましたので、もうBlogに載せても大丈夫かしらということで、ご紹介します(^^)


2月に届いた糸。
Clubのロゴの入ったシールで丁寧にラッピングされています❤

糸と一緒に、Ysoldaさんと糸ブランドオーナーさんからのメッセージの入ったカードがついてきました。
パターンや糸に対する作り手のインスピレーションを知ることができ、ファンには嬉しいアイテムです❤


ドキドキしながら包みをほどくと、深緑色の端正なレース糸!

初めましての糸ブランド、Triskelion YarnさんのEmry's Laceという糸で、イギリス産BFL100%。
ソリッドに見えるくらいしっかりと染められていて、このClubのための限定色とのことです。
自分の知らなかった糸ブランドの糸に触れることができるというのも、このClubの醍醐味の一つだと思います(*^^*)

糸とパターンがセットになったClubなのですが、パターンのほうは糸と一緒に送られてこなくて、Ravelry経由で別にダウンロードする方式です。
今回は糸のほうが先に届いたので、今度は、この糸でどんなパターンが来るんだろう~というワクワク感が持続! 堪りません(≧▽≦)☆☆


『Banyan』

laceweightだし、レーシーでフェミニンなパターンかと思っていたら、思い切り裏切られました(嬉しい悲鳴)!

Banyan=菩提樹、の幹から着想を得たという、複雑で立体的なケーブル模様!!
美しさと同時に力強さも感じます。
しかも、長方形と三日月形と、両方選べるようになっているのです!
Ysoldaさんデザインのオリジナリティには、ただただひれ伏すばかりです。感動。

今のところ、ケーブル模様が存分に楽しめる長方形を編もうかなと思っています。
なかなか時間がかかると思いますが、これはぜひ完成させたいです❤



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2016-05-17

海の色の糸でスワッチを編む

「Wisteria」で行き詰まっている間、手持ち無沙汰だったので(家事をしなさい)、次のProjectのスワッチを編みました(^^)


昨年秋から糸もパターンも用意していて、ようやく順番が回ってきました(^^ゞ


以前、5本指手袋「callisto」を編んだときにもちょっとだけ使った、
Madelinetosh Tosh Merino Light の、Deepという色。
このブログのタイトル画像でも、一番左端に写っている糸です(^^)

色名の通り、深い深いマリンブルーの揺らぎが美しく、黒っぽいところはほんの少し緑がかって見えます。



この糸で編むのは、上の写真の真ん中あたりに写っているプルオーバー「Engineered Seams」 

斜めに走るドレープが美しい、Judy Brienさんらしい辛口シルエットのプルです。

このドレープはたくさんの引き返し編みによって生み出されるのですが、ここでDeepの色の揺らぎが上手く活かされれば、海の中にいるような雰囲気にならないかな~と妄想しています。


総模様の「Wisteria」を編み上げた後、今度はメリヤスの海を漂うつもりです☆



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2016-05-09

フラックスK×「Wisteria」、後ろ身頃完成


フラックスKで編むamirisu10号表紙カーデ「Wisteria」 、後ろ身頃編み終わりました(^^)





4パターンのかけ目と2目一度の組み合わせを繰り返していくだけなのですが、複雑そうに見えるし、連なったときに動きが出るので、見てて飽きません(*´ω`*)

amirisu10号のパターンたちはどれも、春の花の名前が付けられています。
このカーデの名前「Wisteria」は、『藤の花』です。
サンプル作品のように、薄いピンク系やパープル系の糸で編めば、もっと藤の花らしさが出るのではないでしょうか(^^)


パターンは、脇下までボトムアップでまっすぐ編み上げて、その後袖ぐりと肩下がりを形成していく手順です。
分かりやすく記述されていて、すぐ後ろに日本語訳もついているので、万が一迷ったときに確認できるのは心強いです(^^)

でも、ちょっと悩ましいのが、丈の測り方・・・
この編み地、かけ目の多い総模様なだけに、縦にも横にもすごく伸びるのです。
『○cm編んだら次の手順へ』という表現になっている部分や、全体の着丈を測るときに、編み地を持ち上げた状態で測るか・それとも平置きで測るか?
それによって数cmの違いが出ることがあります(^-^;
私は着た時を想定して、持ち上げて自重で少し伸びた状態の数字を重視していますが、う~ん適切なサイズ感で仕上げられるだろうか・・・ちょっと不安です。。



今は、前身頃にとりかかっています。
右と左、同時編み☆

ありがたいことに、前立てはガーター編みで本体と一緒に編み上げていくタイプです♪

ボタンホールを開けつつ、どんどん編み上げていきたいところ、なのですが。
衿ぐりの減目と袖ぐりの減目で、計算上の目数とパターンに書かれている目数がどうしても合わなくて、ちょっと立往生しています(^-^;
Ravelryのamirisuグループで助言をいただいてから、進めていくつもりです。



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2016-05-03

合いもののカーデが欲しい!~amirisu10号表紙「Wisteria」


温暖な気候の我が瀬戸内地方では、桜が散って花水木の頃になるとぐんぐん暖かくなり、ウールでないコットンやリネン素材の、少し厚手のカーディガンが重宝します。

以前に編んだ、New Fresco Lino Grande(ピエロさん)のVitaminDを気に入って着ていますが、やはり3シーズン目ともなると、少しくたびれてきました・・・

(完成当時の写真です・・2014年4月完成、春秋ヘビロテしてます)

もう一枚VitaminDを編むかどうしようか。。と昨年から思っていたところ、amirisu10号の表紙のカーデ を見て、これだ!と☆☆




まだ暑くないのに夏糸にいっても良いものか、queueに停滞している冬糸ものを編むべきかと迷いました。
でも、今欲しい、今着たいパターンがせっかく見つかったのだからと(笑)

指定糸はBerroco Corsica(コットン90%、カシミア10%)ですが、私は春夏の定番糸・フラックスKを使うことにしました!


ハマナカ フラックスK
価格:320円(税込、送料別)


サンプル作品のようなスモーキーピンクの206番を・・・と思いながら手芸屋さんで実物を見たものの、今一つピンと来なくて、隣に置いてあったペールグレー208番のほうに目が吸い寄せられました。


リネンらしいグレージュなんですが、生成りが強くなく、きれいめな雰囲気に惹かれました❤

実は、フラックスK初体験です(^-^;
25gという小ささがネックで、手を出せなかった・・・
でも、今回はとじはぎありのパーツ編みパターンなので、糸始末もしやすいだろうと判断しました☆

ゲージのほうは、横はぴったり、縦が10%ほど足りません。
(パターンでは『メリヤス編みで24目26段』と指定されていますが、完成サイズから逆算したところ、模様編みでも同じ数字になりました。Amy Christoffersさんの他の総模様パターンでも、そのような表記になっているようなので、このデザイナーさんがそういう書き方をされる方なのかな~と思いました)

総模様のカーデで、重みで少し伸びるだろうということも考慮しつつ、袖ぐりが窮屈にならないよう調整してみます。


まずは模様編みに慣れるため、脇下までまっすぐ編める後ろ身頃からスタートです。

メインの模様は4目8段1模様の簡単なステッチの繰り返しですが、動きがあって複雑に見える、ちょっとお得な(?)模様♪
大きい面積になるのが楽しみです(*^^*)



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2016-05-02

春のショール祭り:amirisu10号より「Botan」、完成しました!

やった~! なんと10日で完成しました❤



可愛い斑染め糸をどう活かすのか、ちょっと迷走してしまいましたが、心が決まってからは速かった!


1かせで編めるショールながら、強めにブロッキングするとかなり伸びて大きくなりました。


可愛さのポイントであるピコット、目立つようにピン打ち頑張りました。


ゆったりと巻きやすいショーレットになり、ちょっと羽織るのにすごく重宝しそうです❤


簡潔で分かりやすく書かれているパターンなので、迷うところも少ないかとは思いますが、一カ所だけ、
『ショールの編み始めで、端の部分と本体の間に穴ができる場合があるが、仕上げの際に調整することが可能』
と書かれているのがおや?と思われるかもしれません。


私のも、写真のように、編み始めのところで右側の辺と左側の辺が繋がらず、ぱかっと割れたようになりました。
が、これは、作り目の余り糸を糸始末するときに調整して繋げられます。編み間違いではありません。ご安心ください(^^)


このショール、選ぶ糸や色合わせによって、がらりと印象が変わって楽しめるパターンだと思います(^^)
また、モヘアやアルパカなど、毛足の長い糸で編むのも面白そうだな~なんて、妄想もいろいろと広がります☆



**作品メモ**


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